床矯正の治療期間について Blog
治療期間については個人差がありますが、だいたい前歯が生え替わる6~7歳に床矯正を
開始し、犬歯が生え替わる9~10歳くらいにまでに矯正を終了し保定に移行します。
床拡大が間に合わずに犬歯が生え替わると装置で前歯の並ぶ幅を作ることが難しくなってくるので、矯正が終わっていなくても床矯正で拡大するのは終了になります。
その後は次の矯正方法に移行となります。
この時、床拡大で前歯が並ぶスペースがどれくらい作られているかによって、次の矯正になった際歯を抜かないですむ可能性があります。
顎の広げる量によって期間は長くなったり短くなったりしますが、本人や家族の頑張り次第でも治療期間は大きく変わってきます。
治療期間は最短で半年です。長い場合で3年~4年とかなり個人差があります。
顎の拡大だけで終わった場合は床矯正が終わった後は、後戻りを防ぐために保定装置を夜就寝時のみ装着するようになります。この、保定装置は永久歯がすべて生えそろい、噛み合わせや歯並びが安定する14~16歳くらいまで装着します。
床矯正は取り外しができる装置なので清潔に保つことができますが、片手で外したりお口の中で外して遊んだりすると壊れてしまい修理をしないといけなくなる恐れがあります。また、きちんとはめていなければ矯正が進まないので、しっかりつけておく必要もあります。
歯の生える時期や顎の拡大する量やスピードなど個人差があるのでその子にあった時期と期間で無理のないよう床矯正をすすめて行くことが目標です。