歯並びと離乳・食育について② Blog
歯並びは、ほとんどがその子を取り巻く環境が要因となっています。
その中でも、食べ物の軟食化が問題となっています。
昔は硬いものが多く食べられていましたが、今は柔らかいものが多くなっています。
例えば、子供が大好きなハンバーグなどが挙げられます。
クッキーやパンなどもほとんど噛まずに食べられるような柔らかいものが多くなっています。
たまにお母さん達から「子供が食べてくれないんです…」という言葉を聞くことがあります。
噛み切らずに食べ物を出してしまうことはありませんか?
ちゃんと噛んでいるのかな?と思うことはありませんか?
それは、奥歯が使えてなかったり、舌がうまく使えていなかったり(低位舌)と口の機能面ができてないため、飲めない・噛めないというが問題が起きています。
◆離乳食の進め方
歯が生えそろう時期は人それぞれ個人差があります。
離乳食は歯を使って食べます。
一般的な育児書では、5・6カ月で歯が生えるという前提で書かれていますが、前述の通り、子供の成長スピードには個人差があります。
奥歯がまだ生えてないのに野菜をあげても、噛めないので食べてはくれません。
そのため、口を使う・飲みこむ・噛むというその子の口腔内にあった離乳食を考えなくてはいけません。
◆離乳食のポイント
歯が生えていなかったり、お座りができていなかったりするのに離乳食をあたえるのは良くありません。
無理やり座らせてあげている人もいますが、体が丸くなっている状態であげるとのみこめないので、
それも良くありません。
離乳食は首が座ってお座りができるようになってから、背中が丸まらず顔が上にあがっている状態であげるようにしましょう。
◆離乳食の食べさせ方
〇上唇が閉じてくるのを待つ
×上唇に当ててスプーンを引く
子供は食べ物をとらえてとる・唇を閉じるということを覚えて筋肉を付けていきます。
そのため、スプーンを引いて口の中に落としてしまうのは良くありません。子供が自発的に口を閉じるのを待ってあげることが大切です。。
また、離乳食をあげるときはテレビを消すようにしましょう。
テレビがついていると、子供はそちらに顔を向けてしまうため、姿勢がねじれてしまいます。
お母さんがいる方にも顔を向けてしまうので、お母さんは、真正面から離乳食をあげるようにしましょう。