ストローと歯並びの関係性 Blog
1歳から2歳頃のお子さんがお茶やジュースなどを飲む際に、ストローを使用していませんか?
この時期にストローマグやスパウトマグを使うことは、舌の機能発育に良くないと言われています。コップで飲むとこぼして汚したり、むせたりするのでストロー付きのものを使用している人も多いかと思います。しかし、ストローなどがついているものは簡単に飲むことができるので、お口の周りの筋肉が使われず発達も遅れてしまいます。基本的には、ストロー飲みを覚えるのは最後にしましょう。
まず最初にスプーンでのすすり飲みを覚えるところから始めましょう!
ここで大切なのは上唇です。お母さんがスプーンをお口の中に持っていってしまうのはよくありません。きちんと上唇でとらえさせすすることで筋肉がつきます。これは離乳食をあげる際も同様のことが言えます。すすり飲みができるようになってからコップ飲み、ストロー飲みを覚えましょう。唇の筋肉がつかないと口呼吸になり歯並びに影響が出てしまいます。
口呼吸がなぜ歯並びに影響があるかというと、口をきちんと閉じていると唇の力で前歯が前に出ることを防ぐことができます。しかし、お口が開いてるとでそれを防ぐことが出来ず、出っ歯などの原因になったりすることがあります。また、口が開いて口呼吸することで舌の位置が下に下がってしまい、結果的に舌の位置が悪くなります。これを低位舌といい、舌が下がることでも歯並びに影響が出てきます。舌の先が上の前歯について舌が上の顎についているのが正常な状態です。改善方法としてはあいうべ体操、ガムトレーニング、風船膨らましなどのトレーニングをすることです。
口腔周囲筋がしっかり発達していないとこのような悪習癖で歯並び不良にもつながってくるので、乳幼児の頃からしっかりお口の周りの筋肉を使うことがとても大切になります。