オクルーザーについて Blog
オクルーザーとは咬合力測定システムです。専用のフィルム「デンタルプレススケール」を噛み、力の差による色の度合いを「オクルーザー」で解析します。噛むことで当たっている場所や噛む力、範囲、バランスなどを数値化し把握することができます。
噛む力が弱い、右が強く噛んで当たっている、など目に見えない情報も、可視化することができます。
しんくら歯科医院では矯正を始めるときと、安定の装置が入った後の経過観察のときこのオクルーザーを使用します。その後データをプリントアウトして患者さんにお渡しするようにしています。
噛む力が弱いと噛む筋肉や顎が十分に発達せず、歯並びが悪くなったり顎関節症の原因にもなったりすることがあります。
ではどうやって噛む力をつけていけば良いのか、そのポイントをいくつかお伝えします。
1.よく噛むように気をつける
(一口30回ゆっくり噛むようにしましょう)
2.食べ物を飲み物で流しこまない
3.噛みごたえのあるものを食べる
4.小さく刻まず大きめに食材を切る
5.前歯でかじる などが挙げられます。
よく噛むことで唾液が分泌され、顔の筋肉が発達、脳機能の活性化、顎の骨も成長するので歯並びも良くなります。
しかし硬いものだけを食べる必要はありません。それより噛む回数を増やすことが大切です。多く噛まないといけない食品を食べ慣れていない子供は噛まないで丸呑みしてしまうのでそれは注意が必要です。
食品の噛み応え度を3段階に分けてみると
☆噛み応え度1 プリン 豆腐 トマト バナナ
☆噛み応え度2 きゅうり わかめ ごはん
☆噛み応え度3 にんじん たくあん さきいか
硬く、繊維質のものは噛む回数を増やし噛む力をつけることができます!食材の選び方・調理法でも工夫することができるので、ご家庭で試してみてはいかがでしょうか。