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あいうべ体操 Blog

あいうべ体操とは簡単なお口の体操です。「あ」「い」「う」「べ」という言葉を全力で大きく口を開けて発音します。声は大きくなくて大丈夫です。まず「あ」の口のときはなるべく大きく開くようにし、「い」の口のときは横にしっかり引っ張りましょう。「う」の口のときはタコのように唇とすぼませて前に出し、「べ」の口のときは舌をできるだけ長く出します。一つの動作を2秒ずつのペースで行い、1日30セット繰り返していきましょう。

この体操をするとたくさん良いことがあります。

まず、歯並びを改善することができます。特に、低位舌に対して効果的です。低位舌とは、お口を閉じたときに舌が下の歯の裏についていることをいいます。低位舌になっていると、舌の力で下の歯を前に押し出して歯並びがガタガタになったり、下顎が前に出てきてもしゃくれた状態になったりします。また、歯並びを治すために歯科矯正を始めたとしても低位舌だと進みが悪く、うまく歯並びが改善されないこともあります。このような問題を引き起こす低位舌を改善するために、あいうべ体操は非常に効果的です。その他にも、舌の位置が正しくなることで滑舌が良くなります。また、空気の気道が変わることで鼻炎や鼻詰まりを改善することもできます。お子様だけでなく、大人の方にとってはいびきや花粉症、高血圧などさまざまな症状に効果的です。

毎日繰り返し行うと、舌の筋肉を鍛えお口周りの筋肉を引き締めることができ、舌の位置が正しい位置にいくだけでなくお顔の表情も変わってきます。以前は目の下にクマができていたり、口角が下がってしまっていたりする場合も、トレーニングをすると血流が良くなり、改善されていきます。